Tochter aus Elysium のサブなのでございます。
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裏話兼言い訳を長々と語る前に、今回はまず、素晴らしい完成画(ウツキさんのがv)をご覧いただこうと思います♪
左彩色:雅*也 「† 聖 † You shine at twilight. (薄暮に君が輝く)」
右彩色:空木 琳 「ψ 魔 ψ You laugh in twilight.(夕闇に君が微笑む)」
(線画:飾り罫&悪魔っ子・豹=雅*也/城・雲等背景&天使・猫=空木 琳) ※敬称略
二枚一組の絵ですので、正規でご覧いただくと、こうなりますv
示し合わせたかのように、見事なまでに絵の中の時間帯がズレています!
どちらも“昼と夜の間”なんですけれど(^^*
この絵についての顛末諸々を以下に、ずらずらずら~っと書いて参りますので、お時間ある方はお付き合いくださいませm(_ _*)m
左彩色:雅*也 「† 聖 † You shine at twilight. (薄暮に君が輝く)」
右彩色:空木 琳 「ψ 魔 ψ You laugh in twilight.(夕闇に君が微笑む)」
(線画:飾り罫&悪魔っ子・豹=雅*也/城・雲等背景&天使・猫=空木 琳) ※敬称略
二枚一組の絵ですので、正規でご覧いただくと、こうなりますv
示し合わせたかのように、見事なまでに絵の中の時間帯がズレています!
どちらも“昼と夜の間”なんですけれど(^^*
この絵についての顛末諸々を以下に、ずらずらずら~っと書いて参りますので、お時間ある方はお付き合いくださいませm(_ _*)m
...それは今年の10月初めの頃のこと。
「合作第二弾の打ち合わせがてら絵茶しましょうv」
と、ウツキさんと殆どというより全くマトモな絵を描かない絵茶をしました(爆)。
↑ 証拠画像がこちら(笑)
完成画と見比べてみてください。最終的にアレンジ違いはあっても、大幅な変更はあんまりないと思います。
この絵茶にて、かなりのことは詰めに詰め、それではまず線画を描きましょう♪
トップバッターとして、私がアツバキミガヨランをもじった飾り罫枠を描くことになりました。
私が罫を選んだ理由...いうまでもなく、城(背景)が描けないからです!!(逃げた!)
今回のモチーフに選んだ「アツバキミガヨラン」という花。実際はこんなに曲線を描く花ではありません。
そもそも植物ではなく、常緑低木なんですね。
このモチーフをアレンジして描くことを決めて、いざ手ブロの画面に向かっても、…手が全っ然動かない!
悪いことに、飾り罫の参考資料がこの時何故か私の目の前から消失(後に出没!)してしまい、記憶の中の諸々を思い起こして、我が手の技術のみに頼らざるを得ませんでした...。
その結果は以下の左絵になります(号泣)。
私の段階で二週間くらい掛かってたと思います; 既に「早まった!! Σ( ̄ロ ̄lll)」感がひしひしと...(後の祭り)
どうにかこうにか描き上げて、ウツキさんにバトンを回し、完成されたのが右絵。
......ナニ コノ クォリティ...(lillli)蒼白
ウツキさんてば、凄すぎるっ!! 私ってばショボすぎるううう...orz
お城をモチーフにしましょう♪ としたのは、前回の合作の際、私が悪魔っ子のコスチュームに困って、中世ヨーロッパのお貴族様子弟の服を参考にした事から、
「ならばいっそのこと、今回の合作では中世世界そのものにしてしまおう!」
ということになっていたからです。ところが、ここでも大きな落とし穴が...;;
「お城にしましょう」と気楽~に語りあい、いざ描く段になり、その一言の重みに私共々、のた打ち回る羽目になりました;;
背景完成線画でお判りのとおり、人物が左右どちらに配置しても城の形状が判るようにと、シンメトリーになっています!
手ブロの機能でこの作業は本っっ当ーーーーに 大 変 なのです;;
...その大変な作業を押し付けた人非人の私orz ウツキさんには頭が上がりません;;
このお城を仕上げるまでに掛かった時間も相当のものでした...。
どの位の日数を要したかは既に覚えていません;;
...けれど、軽く3・4週間は要したと思います。違ったらあとでこっそりここ修正します(爆)。
一番ウツキさんが苦労した大作がお城だったのです(この辺りはきっとウツキさんが詳しく書いてくれる筈☆ → ウツキさんのBlog 2009/12/30記事)。
送られてきた線画を見て愕然! わ、私の飾り罫のなんとショボイ ことか!
対してウツキさんの描かれたお城のなんと見事なことか!!
...余りにも自分が不甲斐なくて、若干の手直しをしてみました。...結果、あんまり変わらなかったのですけれども(つд`。)ベソ
ここで漸く、お互いのキャラを描き込むことになりました。
今回の合作では、線画が完成するまでの間、手ブロでのメッセージ機能でやりとりしていました。
メッセージを送ると、元の画像(絵)は相手に送られた段階で消えてしまうので、ウツキさんから線画を送り返して貰って、それを元に、キャラクターを描き加える作業ですv
ここまで来れば、お茶の子さいさい♪ ...と思ったら!
そうは問屋が卸さなかった!
悪魔っ子が上手く描けなくて四苦八苦!!
...スランプとかそういうことではなく、あの決められた手ブロの画面の、更に私が描いた飾り罫がより一層、自由に描ける筈だったスペースを占領してしまっており、脳内構想の予定通り(サイズ)にキャラクターが収まりきらなかったのです!!
手が描き慣れたサイズで辺りを描いて、それになぞらえて下絵を描いていくと...画面よりはみ出る! (背景)絵の世界をぶち壊しかねない絵になりかけること三度!
返す返すも、一番最初の(飾り罫を描いた)自分を恨めしく思ってしまいました;;
馬鹿バカ! 私の馬鹿;;>orz
とは言っても、描かなくては終わらないし(線画がorz)、始まらない(彩色がT▽T;)。
そう自分を励まして(...)、なんとか描き終えました。
↑ これが私の担当(通称「悪魔っ子」の)完成画!
ああ、なんて長い道のり..._ノ乙(、ン、)_ぐた~;
苦労の末描き終えたキャラが、このサイズに収められたことで、 最後の大どんでん返しに繋がるのでした...!
さて、前回の悪魔っ子の従者(笑)は猛禽類さんでした。
ここで上にある絵茶の大ラフをご覧ください。
...あれ?(・▽・;) 猛禽類がいる...。
-------はい。これまた没絵と共に、猛禽類から猛獣に 華 麗 な る 転 進 ! を図ってみました...!
.........嘘です; 最初は猛禽類を描いてみたのですけれども、どうにも浮く。浮いて浮いて非常に不安定な絵にしかならないのです。
構図的に、空中に「何かを飛ばす」というのが無理だったのだと思います。
地面に「どっしり」と安定感のある何かを配置するべき...!
そう確信した私は、ここでウツキさんに打電しました。
「猛禽類から他の動物に変えても良いですか!?」
優しいウツキさんは二つ返事で「Ok」をくださいました...ジーン。・°・(Tへ≦)°・。
そのオコトバにどっ被りで、うきうきと 俄然張り切って豹を描いてしまいましたvv
豹! ...いいですよね~v 猫科の猛獣の中でもとりわけしなやかなケモノv
私の中のイメージは某黒豹の ロ デ ム vv
けれどそのままでは魔界の従者として物足りない。ということで、
よしっ! 一本角を追加しちゃおう!! ということで角追加~♪
動物は比較的苦労せずに描けてるのが嬉しい♪ヽ(*´∀`)ノ♪
対して苦労に苦労をしたのはやっぱり悪魔っ子!
先に書いたように、まず等身が入りきらない! ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
次に、ポーズが決まらない!! Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
更に、コスチュームに締りが無い!!! ガガ━━━゚ ゚( Д |il)━━━━ン!!!
将に駄目駄目尽くしの 三 重 苦 !!!
大ショ ━━━━━━∑ ゚( ゚Дlilll)━━━━━━ック
この線画を完成させた後も暫く悩みました。...これ、塗ってもらう価値あるのかしら......?
お互いの線画を交換する日まで、ちょこちょことアチコチいじりまくってました;;
(そんなに大きな変化は予想通り、無かったです;)
さあ、ここまで、自分自身との戦いの様相を呈した線画をお披露目です...!
私の線画はウツキさんの元へ旅立ちました。
↑ 対してやってきた、キュートなキュ~~トな線画がこちら☆ミ
なんと言う美しさ! 繊細さ! これぞ「キュンキュンvv」!
実はこの線画、私が彩色するにあたって、キャラクターなどの境界線を少しだけ太くしたものだったりします。
塗りで貴重な線が潰れて消えてしまわない為の予防なのです。
私の悪魔っ子はそのまま「悪魔」で邪悪属性なわけですけれど、ウツキさんの方は真反対の天使ちゃんv
それはそれは、清純な世界に身をおくお方v
ということで、この線画を見た時、第一に思ったのは、柔らかさと内側から滲み出る優しさ。
それらをどのように表現するかを考えました。全体の色はこの段階ではまだ頭になくて。
そこで、まずは背景のお城からヒントを得ようと思い、塗り始めたのです(^^*
以下がそれからの工程☆ ここら辺は一目瞭然と思いますので、コメント省略☆
-----この工程を経て、完成したのが
↓ こちら ↓
で、この段階で「完成」とうたっても問題はなかったのです。
なかったのですけれども...どうにもあと、一ひねり欲しい! と思ってしまったのでした。
そして一ひねりして(このあたりでもすったもんだしました;)、私自身納得し、「完成」したのが
↓ こちら ↓
勘の良い人にはお判りですね。上下の飾り罫といい、縁取りといい、アールヌーボー的効果を狙ったのです(どこが!? という仕上がり具合なのは、描いた本人が一番痛感しております;; はい)。
この判断が、果たして正解だったかどうかは、こうして裏(暴露)話を書いている今もよく判りません;
ご覧いただいた方の好みによるかもです。
そうは言っても、手ブロでドバーン! と後悔もとい公開したのはこちらなので、正式にはこの絵が完成作品ということなのですけれど。
私の中の限界に挑戦した一枚! 前回の合作絵で一番心残りだったのは、羽でした。
今回の羽はその課題をクリア出来たと思いますv あと天使ちゃんのドレスもお気に入りですvv
前回の時に書いたかな? もしも内容が被ってたらごめんなさい;
第一弾合作のコスチュームもそうだったのですけれど、高貴な方が身に纏う衣装ですから、それはそれは、 高 級 シ ル ク ☆ が素材だと、勝手に想像しています(笑)。
シルクとはとても光沢があって、柔らかく暖かい素材ですよねv お肌にも良い! それはおいといて...
中でもシルクのこういうドレスに利用される布というのは、独特な織り方をされているもの。
織りがそのまま柄になっているので、それをどうにか表現できないだろうかと考えて、こういう形になっています(これは和柄を描く時も意識していることなのですけれどね)。
ですので、一応、決まった柄をドレス一面にせっせと描き込んでみました♪
服のシワとかの部分にも一応描き込んであるんですよ~(見えないけど)。
あと光加減で反射する場所にも(見えないけど!)v
...実は、背景のお城にも、例えば煉瓦のような柄を若干描き込もうかとも思っていました。
けれど、遠景のお城だけに、そのようなものが実際目にした時にもよく把握することは困難なシロモノを描き込む意味はないだろうと考え直して止めました(^^; 止めて正解だったと思っています~(苦笑)。
さて、同時進行で進んでいる私の線画の悪魔っ子の方はどうなったかと申しますと...
一目見て、胸ドッキュン☆ でした。暫く胸のドキドキが治まりませんでしたよ~(実話)vv
ウツキさんはこの悪魔っ子を「キラキラさせたかった」と仰ってました。
本当に、隅々までキラキラしていて...夕景に照らされ陽が反射したお城に始まり手前の悪魔っ子や豹、そして飾り罫に至るまでが皆美しいです...!!
ウツキさんのこの色遣いの美しさ、鮮やかさは見習いたいです。
ご本人の内に秘めた情熱が豊かに現れているなあと思いますvv(*´▽`)ヾ
真似しようとしても、きっと私には選べない色遣いです...(のの字のの字...φ・・`)。
...こうして漸く、二つの絵が揃い、一番最初の二枚一組絵になったと言うわけです。
私が悪魔っ子の線画のところで「大どんでん返し」と書いた理由。
それは、絵茶での大ラフと、組み合わせた絵を見比べていただくと判ります。
当初の構想では、天使と悪魔は「背中合わせ」を意識していました!
合作とはいえ、全く別々の絵同士ですから、実際問題至難の業なんですよね。
だって、天使ちゃんの方がお姉さんという設定ですし、等身自体が違う。それでもって背中合わせをやってみようとしたのが既に無謀;
けれども、果敢に挑戦し、見事玉砕したのが今回の絵;;
とはいえ、天使ちゃんのが薄明るい「薄暮」で、悪魔っ子の方がより暗さを増した「薄暮」(微妙な言い方ですが;)。
色味的にも、シチュエーションで見ても、天使ちゃんを左に配置することがベストでした。
そういうことから、完成合体絵はこのようになった次第です。
完成画に付けたサブタイトルは、実は私が勝手に先につけてしまったモノなのです(滝汗);;
この天使ちゃんにピッタリの何かを付けたかったのですね;
それをお伝えしたのが、同時公開予定時間の2・3分前という暴挙!(ぐはっ;;)
...後日、この私のつけたサブタイに沿った素敵なサブタイを悪魔っ子絵にも、ウツキさんはつけてくださいました(゜-Å) ホロリ
嗚呼、なんてお優しい;;
今回の心残りについて書いていませんでしたね。
心残り...それは、空!
自然な空を上手く描き切ることが出来ませんでしたあ!! 。゚(゚T_T゚)゜。
これは次回以降に持ち越しです。
それ以外にも心残りはありますけれども...もう少し綺麗に薄暮を表現したかったです;;
一番絵にし難い時間帯を理想としたのも無理があったのだとは思いますけれど;
強い日差しではなく、あと少しで暮れる、けれどもまだ太陽は見えていて、その強い光を雲が覆うことで光加減を和らげている、そんな瞬間です。...分かるかなあ?
で、ずっとずっと私が理想としている塗りがあります。
油絵のように、実線がなくても、色の濃淡・光の強弱で描かれる絵。
それを目標にしています。厚塗りでなくても、薄塗りでそれを表現される絵師様が凄い! と思います。
私もそうなれるよう、これからも地味ーに努力して行きますv
最後に。調子に乗って、第三弾の合作もやりたいです! と申しましたら、ウツキさんもノリノリで乗ってきてくださいましたので、来年も合作作品をお披露目出来るのではv と思います♪ (また頑張りましょうーvv)
自分達も楽しめて、刺激を受けて、またそれをご覧になってくださった方が、ハッピーな気持ちや、他の思いを感じてくだされば、とてもとても嬉しく、幸せですvv
------本当に長い裏話になってしまった; これでも結構割愛しているのですけれど(爆)。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!! vv
「合作第二弾の打ち合わせがてら絵茶しましょうv」
と、ウツキさんと殆どというより全くマトモな絵を描かない絵茶をしました(爆)。
↑ 証拠画像がこちら(笑)
完成画と見比べてみてください。最終的にアレンジ違いはあっても、大幅な変更はあんまりないと思います。
この絵茶にて、かなりのことは詰めに詰め、それではまず線画を描きましょう♪
トップバッターとして、私がアツバキミガヨランをもじった飾り罫枠を描くことになりました。
私が罫を選んだ理由...いうまでもなく、城(背景)が描けないからです!!(逃げた!)
今回のモチーフに選んだ「アツバキミガヨラン」という花。実際はこんなに曲線を描く花ではありません。
そもそも植物ではなく、常緑低木なんですね。
このモチーフをアレンジして描くことを決めて、いざ手ブロの画面に向かっても、…手が全っ然動かない!
悪いことに、飾り罫の参考資料がこの時何故か私の目の前から消失(後に出没!)してしまい、記憶の中の諸々を思い起こして、我が手の技術のみに頼らざるを得ませんでした...。
その結果は以下の左絵になります(号泣)。
私の段階で二週間くらい掛かってたと思います; 既に「早まった!! Σ( ̄ロ ̄lll)」感がひしひしと...(後の祭り)
どうにかこうにか描き上げて、ウツキさんにバトンを回し、完成されたのが右絵。
......ナニ コノ クォリティ...(lillli)蒼白
ウツキさんてば、凄すぎるっ!! 私ってばショボすぎるううう...orz
お城をモチーフにしましょう♪ としたのは、前回の合作の際、私が悪魔っ子のコスチュームに困って、中世ヨーロッパのお貴族様子弟の服を参考にした事から、
「ならばいっそのこと、今回の合作では中世世界そのものにしてしまおう!」
ということになっていたからです。ところが、ここでも大きな落とし穴が...;;
「お城にしましょう」と気楽~に語りあい、いざ描く段になり、その一言の重みに私共々、のた打ち回る羽目になりました;;
背景完成線画でお判りのとおり、人物が左右どちらに配置しても城の形状が判るようにと、シンメトリーになっています!
手ブロの機能でこの作業は本っっ当ーーーーに 大 変 なのです;;
...その大変な作業を押し付けた人非人の私orz ウツキさんには頭が上がりません;;
このお城を仕上げるまでに掛かった時間も相当のものでした...。
どの位の日数を要したかは既に覚えていません;;
...けれど、軽く3・4週間は要したと思います。違ったらあとでこっそりここ修正します(爆)。
一番ウツキさんが苦労した大作がお城だったのです(この辺りはきっとウツキさんが詳しく書いてくれる筈☆ → ウツキさんのBlog 2009/12/30記事)。
送られてきた線画を見て愕然! わ、私の飾り罫のなんとショボイ ことか!
対してウツキさんの描かれたお城のなんと見事なことか!!
...余りにも自分が不甲斐なくて、若干の手直しをしてみました。...結果、あんまり変わらなかったのですけれども(つд`。)ベソ
ここで漸く、お互いのキャラを描き込むことになりました。
今回の合作では、線画が完成するまでの間、手ブロでのメッセージ機能でやりとりしていました。
メッセージを送ると、元の画像(絵)は相手に送られた段階で消えてしまうので、ウツキさんから線画を送り返して貰って、それを元に、キャラクターを描き加える作業ですv
ここまで来れば、お茶の子さいさい♪ ...と思ったら!
そうは問屋が卸さなかった!
悪魔っ子が上手く描けなくて四苦八苦!!
...スランプとかそういうことではなく、あの決められた手ブロの画面の、更に私が描いた飾り罫がより一層、自由に描ける筈だったスペースを占領してしまっており、脳内構想の予定通り(サイズ)にキャラクターが収まりきらなかったのです!!
手が描き慣れたサイズで辺りを描いて、それになぞらえて下絵を描いていくと...画面よりはみ出る! (背景)絵の世界をぶち壊しかねない絵になりかけること三度!
返す返すも、一番最初の(飾り罫を描いた)自分を恨めしく思ってしまいました;;
馬鹿バカ! 私の馬鹿;;>orz
とは言っても、描かなくては終わらないし(線画がorz)、始まらない(彩色がT▽T;)。
そう自分を励まして(...)、なんとか描き終えました。
↑ これが私の担当(通称「悪魔っ子」の)完成画!
ああ、なんて長い道のり..._ノ乙(、ン、)_ぐた~;
苦労の末描き終えたキャラが、このサイズに収められたことで、 最後の大どんでん返しに繋がるのでした...!
さて、前回の悪魔っ子の従者(笑)は猛禽類さんでした。
ここで上にある絵茶の大ラフをご覧ください。
...あれ?(・▽・;) 猛禽類がいる...。
-------はい。これまた没絵と共に、猛禽類から猛獣に 華 麗 な る 転 進 ! を図ってみました...!
.........嘘です; 最初は猛禽類を描いてみたのですけれども、どうにも浮く。浮いて浮いて非常に不安定な絵にしかならないのです。
構図的に、空中に「何かを飛ばす」というのが無理だったのだと思います。
地面に「どっしり」と安定感のある何かを配置するべき...!
そう確信した私は、ここでウツキさんに打電しました。
「猛禽類から他の動物に変えても良いですか!?」
優しいウツキさんは二つ返事で「Ok」をくださいました...ジーン。・°・(Tへ≦)°・。
そのオコトバにどっ被りで、
豹! ...いいですよね~v 猫科の猛獣の中でもとりわけしなやかなケモノv
私の中のイメージは某黒豹の ロ デ ム vv
けれどそのままでは魔界の従者として物足りない。ということで、
よしっ! 一本角を追加しちゃおう!! ということで角追加~♪
動物は比較的苦労せずに描けてるのが嬉しい♪ヽ(*´∀`)ノ♪
対して苦労に苦労をしたのはやっぱり悪魔っ子!
先に書いたように、まず等身が入りきらない! ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
次に、ポーズが決まらない!! Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
更に、コスチュームに締りが無い!!! ガガ━━━゚ ゚( Д |il)━━━━ン!!!
将に駄目駄目尽くしの 三 重 苦 !!!
大ショ ━━━━━━∑ ゚( ゚Дlilll)━━━━━━ック
この線画を完成させた後も暫く悩みました。...これ、塗ってもらう価値あるのかしら......?
お互いの線画を交換する日まで、ちょこちょことアチコチいじりまくってました;;
(そんなに大きな変化は予想通り、無かったです;)
さあ、ここまで、自分自身との戦いの様相を呈した線画をお披露目です...!
私の線画はウツキさんの元へ旅立ちました。
↑ 対してやってきた、キュートなキュ~~トな線画がこちら☆ミ
なんと言う美しさ! 繊細さ! これぞ「キュンキュンvv」!
実はこの線画、私が彩色するにあたって、キャラクターなどの境界線を少しだけ太くしたものだったりします。
塗りで貴重な線が潰れて消えてしまわない為の予防なのです。
私の悪魔っ子はそのまま「悪魔」で邪悪属性なわけですけれど、ウツキさんの方は真反対の天使ちゃんv
それはそれは、清純な世界に身をおくお方v
ということで、この線画を見た時、第一に思ったのは、柔らかさと内側から滲み出る優しさ。
それらをどのように表現するかを考えました。全体の色はこの段階ではまだ頭になくて。
そこで、まずは背景のお城からヒントを得ようと思い、塗り始めたのです(^^*
以下がそれからの工程☆ ここら辺は一目瞭然と思いますので、コメント省略☆
-----この工程を経て、完成したのが
↓ こちら ↓
で、この段階で「完成」とうたっても問題はなかったのです。
なかったのですけれども...どうにもあと、一ひねり欲しい! と思ってしまったのでした。
そして一ひねりして(このあたりでもすったもんだしました;)、私自身納得し、「完成」したのが
↓ こちら ↓
勘の良い人にはお判りですね。上下の飾り罫といい、縁取りといい、アールヌーボー的効果を狙ったのです(どこが!? という仕上がり具合なのは、描いた本人が一番痛感しております;; はい)。
この判断が、果たして正解だったかどうかは、こうして裏(暴露)話を書いている今もよく判りません;
ご覧いただいた方の好みによるかもです。
そうは言っても、手ブロでドバーン! と後悔もとい公開したのはこちらなので、正式にはこの絵が完成作品ということなのですけれど。
私の中の限界に挑戦した一枚! 前回の合作絵で一番心残りだったのは、羽でした。
今回の羽はその課題をクリア出来たと思いますv あと天使ちゃんのドレスもお気に入りですvv
前回の時に書いたかな? もしも内容が被ってたらごめんなさい;
第一弾合作のコスチュームもそうだったのですけれど、高貴な方が身に纏う衣装ですから、それはそれは、 高 級 シ ル ク ☆ が素材だと、勝手に想像しています(笑)。
シルクとはとても光沢があって、柔らかく暖かい素材ですよねv お肌にも良い! それはおいといて...
中でもシルクのこういうドレスに利用される布というのは、独特な織り方をされているもの。
織りがそのまま柄になっているので、それをどうにか表現できないだろうかと考えて、こういう形になっています(これは和柄を描く時も意識していることなのですけれどね)。
ですので、一応、決まった柄をドレス一面にせっせと描き込んでみました♪
服のシワとかの部分にも一応描き込んであるんですよ~(見えないけど)。
あと光加減で反射する場所にも(見えないけど!)v
...実は、背景のお城にも、例えば煉瓦のような柄を若干描き込もうかとも思っていました。
けれど、遠景のお城だけに、そのようなものが実際目にした時にもよく把握することは困難なシロモノを描き込む意味はないだろうと考え直して止めました(^^; 止めて正解だったと思っています~(苦笑)。
さて、同時進行で進んでいる私の線画の悪魔っ子の方はどうなったかと申しますと...
一目見て、胸ドッキュン☆ でした。暫く胸のドキドキが治まりませんでしたよ~(実話)vv
ウツキさんはこの悪魔っ子を「キラキラさせたかった」と仰ってました。
本当に、隅々までキラキラしていて...夕景に照らされ陽が反射したお城に始まり手前の悪魔っ子や豹、そして飾り罫に至るまでが皆美しいです...!!
ウツキさんのこの色遣いの美しさ、鮮やかさは見習いたいです。
ご本人の内に秘めた情熱が豊かに現れているなあと思いますvv(*´▽`)ヾ
真似しようとしても、きっと私には選べない色遣いです...(のの字のの字...φ・・`)。
...こうして漸く、二つの絵が揃い、一番最初の二枚一組絵になったと言うわけです。
私が悪魔っ子の線画のところで「大どんでん返し」と書いた理由。
それは、絵茶での大ラフと、組み合わせた絵を見比べていただくと判ります。
当初の構想では、天使と悪魔は「背中合わせ」を意識していました!
合作とはいえ、全く別々の絵同士ですから、実際問題至難の業なんですよね。
だって、天使ちゃんの方がお姉さんという設定ですし、等身自体が違う。それでもって背中合わせをやってみようとしたのが既に無謀;
けれども、果敢に挑戦し、見事玉砕したのが今回の絵;;
とはいえ、天使ちゃんのが薄明るい「薄暮」で、悪魔っ子の方がより暗さを増した「薄暮」(微妙な言い方ですが;)。
色味的にも、シチュエーションで見ても、天使ちゃんを左に配置することがベストでした。
そういうことから、完成合体絵はこのようになった次第です。
完成画に付けたサブタイトルは、実は私が勝手に先につけてしまったモノなのです(滝汗);;
この天使ちゃんにピッタリの何かを付けたかったのですね;
それをお伝えしたのが、同時公開予定時間の2・3分前という暴挙!(ぐはっ;;)
...後日、この私のつけたサブタイに沿った素敵なサブタイを悪魔っ子絵にも、ウツキさんはつけてくださいました(゜-Å) ホロリ
嗚呼、なんてお優しい;;
今回の心残りについて書いていませんでしたね。
心残り...それは、空!
自然な空を上手く描き切ることが出来ませんでしたあ!! 。゚(゚T_T゚)゜。
これは次回以降に持ち越しです。
それ以外にも心残りはありますけれども...もう少し綺麗に薄暮を表現したかったです;;
一番絵にし難い時間帯を理想としたのも無理があったのだとは思いますけれど;
強い日差しではなく、あと少しで暮れる、けれどもまだ太陽は見えていて、その強い光を雲が覆うことで光加減を和らげている、そんな瞬間です。...分かるかなあ?
で、ずっとずっと私が理想としている塗りがあります。
油絵のように、実線がなくても、色の濃淡・光の強弱で描かれる絵。
それを目標にしています。厚塗りでなくても、薄塗りでそれを表現される絵師様が凄い! と思います。
私もそうなれるよう、これからも地味ーに努力して行きますv
最後に。調子に乗って、第三弾の合作もやりたいです! と申しましたら、ウツキさんもノリノリで乗ってきてくださいましたので、来年も合作作品をお披露目出来るのではv と思います♪ (また頑張りましょうーvv)
自分達も楽しめて、刺激を受けて、またそれをご覧になってくださった方が、ハッピーな気持ちや、他の思いを感じてくだされば、とてもとても嬉しく、幸せですvv
------本当に長い裏話になってしまった; これでも結構割愛しているのですけれど(爆)。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!! vv
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