時系列ですと本当は、風早の誕生日絵が先になるのですけれど、こちらは意図して後回しにいたします(^^*

久々に数日（実質ではない表記をすると、数週間；）掛かった絵でした；
和柄が背景にある絵のシリーズ（…と言っても間違いではないね；　結構枚数あるしね；　これからも増える、増やすつもりですしｖ）は、和柄の資料を眺めていて“降りて来た”イメージ（久々に使ったなあ、この表現☆）をそのまま出来るだけ忠実に描いて行っていますｖ

実はこの絵は、描こうと思った前段階にきっかけがありました。
表Blogに上げた、手ブロの自己紹介絵を覚えていらっしゃるでしょうか。

←はい、こちらになります。

この絵、初期パレットにある基本色のみで描いて、気に入っているものですｖ
極彩色な色遣いもさることながら、瞼と唇に配した色がちゃんと肌の色を補った効果を生み出しているからなのですｖｖ

それで、私は考えました。

------初心に返った色塗りをしてみよう。

そう決心してから、和柄の資料をぺらぺらと捲っていました。
どんな柄がピッタリ嵌るかを量るのです。これは私の脳内での嵌り方のことなのですけれど。
原色で色鮮やかな柄というだけではなく、私の技量で描ける柄であることと、その柄を見た時に“降りて”くる柄を探すのがポイントだったりします（笑）。

そして“降りて”来てくれればこちらのもの！
後は手を動かすのみ！

【１】下絵。

←猫娘のみに主線が入ってます。
　背景はグレー線でもしゃもしゃ描いてありますね(^^;
　汚いです；；　お見苦しくてすみませんm(_ _;)m

【２】ベースの色を置いたもの。

←置いただけあり、色がはみ出し放題です；
　注目すべきは帯。
赤と黒が重なった色味をどうしても出したかったので、この箇所だけは最初から拘ってました。

反対に色が置かれてないのが、下駄。
これは“コッポリ”という下駄です。
婀娜娘にはこれしかない！　と思ってこの下駄にしましたｖｖ
その分、ここではまだ色が置かれてません。


【３】本格的に色が付いて来たもの。

←やっとコッポリにも色が付きました☆
　まだまだ着物が安っぽさ全開です（笑）。
　背景は一番最後に、と決めて進めていますので、相変わらず色がはみ出し放題中。


【４】様になってきたっぽい。

←人物がほぼ完成。
　あとは柄の描き込みを残すのみとなった辺りで、背景の全体の色を大体置いて見ています。

彩色のパレットは人物は自分の遣いやすいランダムカラーで塗りを進めていましたが、背景は「初心に返って」カスタムカラーに変更しています。
カスタムになっても、グラデ機能は生きるので、そこはやはり「進化」したところと思います。
（私自身の腕前が進化した、という訳ではないのがミソ；；）

背景は色むらが出来るだけ出ないように気を配っています(^^;
結構面倒な作業です（苦笑）。
さあ、ここまでくれば、ゴールはもう直ぐ！


【５】完成！

←背景の柄を最初よりも増やしたりしてます。
　けれど、全体としてのイメージは脳内どおりです♪

　今回は着物も、帯も、コッポリに至るまで、手は抜いていません（自分比）！
　逃げた箇所はあったりして；

和柄資料から着物の柄は描き起こしていますｖ
余りにも再現困難（手ブロではね；）な図柄は省いていますが…；

コッポリは逆に、資料の図柄を出来るだけ忠実に描いてみましたｖ
本当はもっともーっと美しい下駄だということは、改めて書かずともお判りですよね(^^;

実はこれを描き上げてから知った事実もあって、若干 Σ(￣ロ￣lll)　ｶﾞﾋﾞｰﾝ でした…。
それは、コッポリのサイズ！
踵よりもやや小さいのがベターなんだそうです～orz
で、でももう描いちゃったし。遠近感でコッポリがズームされていると思ってください（爆）；；

この絵は我ながら、表情がよく描けたなあと思いますｖ　お気に入りですｖｖ
猫耳に拒絶反応を起こされる方もいらっしゃるので、そういう方には「ごめんなさい」以外の言葉はないのですけれど、私は好きなんですよねー。
そして、耳は大きい方がキュート！　と思いますｖｖ
だので、私の描く猫耳は巨大だったりします。
実際ね、猫の耳って、大きいですから。猫の頭に置き換えたら、この位はあってもいいのです！（と言い切ってみる）

ありがたくも沢山の方にお気に召していただけて、本当に嬉しいですｖ
頑張って時間かけただけあったなあ！ｖ（*´▽｀）ヾ

そんなこんなで、最後までお付き合い、ありがとうございましたm(_ _*)m